第2回 第3次子ども読書活動推進計画策定委員会 開催結果
- 日時
- 平成26年12月10日(水) 午後3時00分〜5時00分
- 場所
- 旭川市中央図書館 2階 視聴覚室
- 出席者
- 委員長 藤田
委員 五十嵐,木村,桑原,小泉,小嶋,坂田,澤井,鶴野
- 次第
-
- 開会
- 挨拶 策定委員長
- 議事
(1) 第一次案について
- 閉会
- 提出資料
-
- 協議会次第
- 第3次旭川市子ども読書活動推進計画(第一次案)(PDF)
- 「第3次旭川市子ども読書活動推進計画」の策定日程
- 小・中学生を対象とした読書アンケート調査/集計結果
- 幼稚園・保育所等の施設を対象とした読書アンケート調査及び幼稚園・保育所等の保護者を対象とした読書アンケート調査/集計結果
- 留守家庭児童会の施設を対象とした読書アンケート調査/集計結果
- 会議の公開・非公開
- 全て公開
- 傍聴者
- 0人
協議内容(要約)
- 第3次旭川市子ども読書活動推進計画(第一次案)について
(第一次案の内容,及び策定日程については奉仕係が説明)
第1章 子ども読書活動推進のための基本的な考え方=第一次案2ページ〜8ページ
- 委員
- 4ページ「3 計画の基本理念」について,文が長かったり,同じ言葉が繰り返されたりしているのでもう少し整理してはどうか。特に,9行目から22行目が気になる。
- 図書館
- 前回の委員会の事案で「情報化」についてネガティブなことが多く書かれているが,もう少し複雑な面についても記載した方が良いのではないかと指摘を受けていたのだが,今の指摘も含めて少し整理する必要があると考える。
- 図書館
- 6ページ1行目と2行目は,5ページの35行目,36行目と重複するので削除する。
- 委員
- 6ページ16行目から20行目の記述について,前半と後半の文脈がつながっていないが。
- 図書館
- 本日欠席の委員から事前に指摘を受けていた。17行目の「さらに」を19行目の文頭に移動することでどうか。
- 委員
- 良いと思う。
- 委員
- 8ページの図はレイアウトとして「2次計画」の方が見やすいと思う。
- 図書館
- 再考する。
第2章 子ども読書活動推進のための具体的取組=第一次案11ページ
- 委員
- 11ページ14行目「読書行動」は「読書活動」の方が良いのではないか。
- 図書館
- 訂正する。
1 図書館における読書活動の取組=第一次案12ページ〜25ページ
- 図書館
- 12ページ13行目以降について欠席の委員から,14行目の「児童の人口が減少するなか,」の文を,13行目の1つめの句点直後に移動したら良いのではないかという指摘を受けた。
- 委員
- 児童の人口減が利用者減につながるのは分かるが,登録率に影響が出るものだろうか。数値目標の表を見ても下がってはいない。
- 委員
- 元のままで良いのではないか。
- 委員
- そう思う。
- 図書館
- では,登録率は伸び悩みで,利用者数の減少は人口減によるということで変更はしない。
- 委員
- 13ページ10行目「魅力ある蔵書構成を目指して―」と記述しているが,「魅力ある蔵書構成」とはどのような蔵書構成なのか説明に欠けると思う。
- 図書館
- 蔵書構成を生きたものにするのは,例えば「日本十進分類法」の十分野でそれぞれどのくらい(の冊数)という単純な比率ではないため書きづらい部分があり,このような標記になった。
- 委員
- 工夫したことがあるなら,それを記述してはどうか。
- 図書館
- 児童の選書を見ていると学校図書館支援貸出に役立ちそうな本,子どもに人気のある本を意識している。分室でも,子どもたちが読みたい本を選び,ニーズに敏感に反応しているということで「魅力ある蔵書構成」という理解で記述した。
- 委員
- もう少し(表現に)なにか。
- 子育て支援課
- 「魅力ある蔵書構成」の前に「利用者にとって」というような言葉を入れたらどうだろう。
- 図書館
- では,「子どもたちにとって魅力のある蔵書構成を目指して―」とする。
- 委員
- 良いと思う。
- 委員
- 13ページ14行目「利用者数の減少」は学校図書館の充実と関係ないのか。
- 図書館
- 前回も指摘されたが,学校図書館の伸びと(旭川市)図書館の利用とは必ずしもリンクするものではないと考えている。学校図書館の読書活動が図書館に足を向けるきっかけになることはあると思っている。図書館が伸びないのは総合的に力が足りなかったと受け止めている。
- 図書館
- 15ページ37行目「インターンシップの要望」を「インターンシップの要望等」に訂正する。
- 委員
- 了解した。
- 図書館
- 17ページ17行目から18行目「知識・技能の向に努めました。」を「知識・技能の向上に努めました。」に訂正する。
- 委員
- 17ページ21行目小学校新1年生への図書館利用カードの一斉交付は全員に配布しているのか。
- 図書館
- 手順として新1年生全員に,この期間学校を通じて図書館利用カードが作れるということを一斉に周知する。という意味で,手元に届くのが一斉というわけではない。
- 委員
- 何枚くらい作成しているのか。
- 図書館
- 年度によって違うが,大体6〜7割の児童に交付する。既に持っている児童もいるので,この時期に交付した人数が対象児童の6〜7割ということ。
- 委員
- 図書館を利用してもらうためには,持っていない人には全員配布するような方法はないか。
- 図書館
- 家庭によって考え方が違う。中には1年生では持たせるには早いと考える保護者もいるので,一方的に送りつけるのはどうかと思っている。利用カードの作成は個人情報を預かることなので,そこまでは踏み込めない。この時作らなくても,学校を通じて来館したときに作るなどして最終的には多くの児童が持つようになるが,新1年生の時点では6〜7割にとどまっている。
- 委員
- 自分はこの案を読んだ時にカードを全員に交付するのだと思った。今の説明を聞くと図書館利用案内を一斉交付するということになる。
- 図書館
- 一斉交付が目標だが,色々な事情があって全員ではないという現状にある。
- 委員
- 以前はこういう制度はなかった。図書館に行かなければ持つことができなかった利用カードを学校を通して作れるようになって,カードを持つ子が随分増えた。
- 図書館
- まず,新1年生が図書館に来なくても学校で担任の先生から渡してもらえるということが重要。目標は一斉交付である。
- 委員
- 実際は一斉交付ではないと。
- 委員
- 学校でも,文書を配って保護者に希望があれば申込書を書いてもらう。案内をするということ。なにか,言葉がないか。
- 図書館
- 案内は一斉,交付は希望者。
- 委員
- 学校で配布するというのはサービスだと思う。
- 図書館
- 来館した人に交付するのが原則なので,学校に直接届けていることを強調しているのだが一斉交付は適切ではないので,子供たちに直接渡るというニュアンスで違う表現を考える。
- 図書館
- 20ページ30行目後半部分について事前の指摘があったので「一定水準のサービスができなくなっています。」を「―できにくくなっています。」と修正する。
- 同じく,21ページ26行目「高校生向けの取組―」と続いて「今後子どもたちの意見―」とあるが高校生に「子どもたち」はないのではないかと指摘を受けた。
- 委員
- この計画の中では18歳以下を「子ども」としていたのではないか。気になるのは「児童」と言ってみたり「子ども」と言ってみたりしていて「(児童は12歳以下)」となっていたりしてこれはどうなんだろうと思う。
- 図書館
- 図書館システムで12歳以下を「児童」としているのでそういう使い方をしたところはある。
- この計画のもとになった「子ども読書活動推進に関する法律」の第2条で「子ども」とはおおむね18歳以下の者をいう。と規程されている。法律に基づいて作る計画なので18歳以下を「子ども」と表現してよいのではないか。指摘の意図は高校生のための項目なので「高校生」とした方が良いのではないかということだと思う。
- 委員
- この項目だけを見ると高校生への取組みが不十分だったけれど,高校生の意見だけでなく中学生の意見も取り入れるとなれば,もう少し大きい括りの「子どもたち」で良いと思う。
- 委員
- 同意。
- 図書館
- では変更なく進める。
- 委員
- 課題について全体的に利用者の声が伝わってこない。現実的にこういうニーズがあるのでこういう課題を持っている。というものが見えなくて違和感を感じる。学校・保育園等のアンケートはあるが,図書館については実態がよく分からない。
- 図書館
- 子どもに関する実態調査は今回この計画のためにアンケートを取ったが,大人を含めたものは平成21年度に来館者調査で満足度の調査をしたことがある。その中では「おおむね可」という評価だった。今後は子ども読書とは別に,これからの図書館についての調査を考えている。
- 委員
- 25ページ27行目「エ 啓発活動と推進体制の整備」中,「(カ)保護者に対する啓発」についてはもっと具体的な取り組みを示して欲しい。
- 図書館
- この計画は具体的に何をする。という記述にはしていないが,子どもの読書活動は家庭での読書が出発点となるので保護者への啓発は折に触れてできることがあると思っている。学校や幼稚園など先生たちと相談して良いタイミングで行いたい。
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2 家庭・地域における読書活動の取組=第一次案26ページ〜32ページ
- 図書館
- 26ページ22行目「子育てサロン」の注釈が次ページに記述されているので,レイアウトを変更する。
- 委員
- 26ページ17行目「イ 読書に親しむための機会の提供」中,「(ア)家庭における読書活動の奨励」に記述されている「補助金を交付するなど,側面的支援―」とはどのようなことなのか。
- 社会教育課
- 社会教育課では読書活動に限定した補助金ではないが,家庭保育への支援という観点から「社会教育活動補助金」という補助事業を行っており,学校での読み聞かせを行っている団体などへ補助金を交付している。例えば,PTA等が低学年の児童に読書への興味を持ってもらうためにペープサートや人形などを手作りする際の材料費や,読み手のスキルアップ講習会の講師謝礼などが補助対象となる。ボランティア活動への資金面の支援をしている。
- 委員
- この制度は知らなかった。
- 社会教育課
- 5月に説明会を開いている。学校には4月末頃,メールでPTAに周知している。
- 委員
- PTA活動への補助か。
- 社会教育課
- PTAに限ってはいない。地域・学校・家庭が連携しての事業構築ということから,PTAの事業が補助の趣旨にかなう場合が多いので活用してもらっている。社会教育課のホームページにも掲載している。興味があれば資料も用意する。
- 委員
- お願いする。
- 委員
- 子育てサロンとは具体的にどのような事をしているのか。
- 公民館事業課
- 各公民館で月1回程度,地域の民生委員と一緒に母子を対象としてふれあい遊びを行ったり母親の相談を受けている。その活動の中で,読み聞かせや音楽鑑賞,ゲームを行うなどの事業を展開している。
- 委員
- ここでの読み聞かせは「ボランティアネットワーク」が行っているのか。
- 図書館
- 協力している。地元の公民館で活動しているサークルや,依頼されてその地区図書館で活動しているボランティアを派遣したり,図書館職員が行った事もある。各サロンが地域密着で活動している。
- 委員
- 地域密着で,子育てサロンが計画して行っているということか。
- 図書館
- 児童センターが加わったり各サロンによって違うようだが,そう聞いている。
- 委員
- 図書館も支援していると。
- 図書館
- ボランティアネットワークを通じて人を派遣したり,永山では児童センターや公民館と協力して図書館からも職員を派遣した。
- 委員
- 了解した。
3 保育園・幼稚園における読書活動の取組=第一次案33ページ〜39ページ
- 図書館
- 33ページ17行目文末,「―進みめました」ではなく「―進みました」と打ち間違いを訂正する。
- 委員
- 先ほど他の委員から「家庭の読書の充実を」と声が上がったが,36ページ1行目「(イ)読み聞かせワンポイント講座などの開催」といったことがきちんとできていれば,家庭の中での読書が定着していくのではないかと思う。具体的に「読み聞かせワンポイント講座」というのはどのように行うのか。
- 委員
- どこが中心になって行うのか。
- 図書館
- 幼稚園,保育所アンケートの中で,このような取り組みをしているところもあるという回答があった。やり方はそれぞれの施設のスタイルがあるようだ。アンケートの印象では「何かを発信して保護者に伝えたい」という努力がどの施設からも見えた。例えば,保護者会で一斉に集まるときや,定期的「お便り」等に掲載するなど運営形態は様々であるが,それぞれの方法で努力している。ただ,なかなか難しいということで,36ページ27行目からの「(2)課題」となっている。それに対し,どうするかということ,メールを使うというのも方法だろうという声もあった。
- 委員
- この辺りは図書館との連携は無いということか。
- 図書館
- そうでもない。保育士や幼稚園教諭の研修会にも関係しているので,図書館をどう上手に活用してもらうかという話の中で啓発活動を行っている。
- 委員
- なるほど。
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4 学校における読書活動の取組=第一次案40ページ〜46ページ
- 委員
- 41ページ24行目「ウ 人材の育成と関係職員の資質の向上」中,「(ア)指導力の向上」とは具体的にどういうことか教えてほしい。
- 委員
- どこが行っている研修会なのか。アンケート結果から出たことなのか。
- 図書館
- 主旨としては教員の研修の中で読書活動についても取り組んだというニュアンスで,読書活動のための研修を設けたということではない。例えば,一般的な国語科の研修の中で行われているというニュアンス。25行目の後半「読書活動の推進について取り組み,―」を「読書活動の推進についても取り組み,―」と修正する。読書活動についてのみの研修は難しいと思うが,図書館としては教員の10年研修の時などに図書館活動についての講話を要請されるので,図書館と学校図書館の関わりについて図書館側の話をする機会はあるが,これは読書指導ではなく学校との連携についての話になる。
- 委員
- それぞれの項目が「(1)第2次計画の成果」,「(2)課題」,「(3)第3次計画の取組」と分けて書いてあるが,各項中「イ 読書に親しむための機会の提供」について,(1)と(2)で記述されている「(ア)発達段階に応じた読書活動の工夫」と「(イ)全校一斉の読書活動の実施」が(3)では削除され,付番が繰り上がっているのはなぜか。
- 該当ページ:「(1)41ページ7行目」,「(2)43ページ12行目」,「(3)45ページ15行目」
- 教育指導課
- 第2次計画で挙げた(ア)・(イ)は各学校が判断して構成を組む内容となっており,(ウ)・(エ)は学習指導要領で義務付けられているため,学校が指導計画を立てて行うものだ。そうすると,各学校が工夫で取り組むものを旭川市の推進計画として記述するのはふさわしくないと判断し,第3次計画では教育委員会として充実させたい「学校図書館の利活用」と「読みを深める指導の充実」の2点に絞ったということ。
- 委員
- 「学校図書館の利活用」については教育委員会から示されているものがあるということか。
- 教育指導課
- 学習指導要領に則った計画を市教委として出している。学校が立てた計画を市教委が側面から支援する形。
- 委員
- 図書資料を活用した計画的な学習活動とはニュアンスが違うということか。こういう計画を作っている学校は少ないと現場の教員は捉えている。
- 教育指導課
- 読書単独のものと各教科の中に読書に関わるような学校図書館を活用できるという計画は学校ごとに年間指導計画を立てていると思うが,教科別の計画の中に図書館の活用が図れるということが位置付けられている。
- 委員
- 41ページ19行目「(エ)読みを深める指導の充実」中,「新聞やパンフレットなど様々な分野の資料を活用したり,―」とあるが,以前は小学校で新聞を購入していたが,最近は学校で新聞の購入は行わなくなったと思うが。
- 学務課
- 学校図書館の蔵書として新聞を購入する予算は整備されていない状況だが,「教材として使う」目的限定ではあるが,各学校の「消耗品」予算で購入は可能。
- 委員
- そういうことであれば,推進計画の中に入れるのは適当だろうか。資料費として全ての学校に予算化しているのであれば良いと思うが,学校裁量で購入している学校としていない学校がある状況で記述するのは疑問が残る。
- 教育指導課
- 各学校で新聞原紙以外の資料を使用するなど様々な方法で取り組みを行っているが,例示として新聞・パンフレットを記載した。
- 委員
- 中学校はどうなっているのか。
- 学務課
- 過去の状況は不明だが,現在は購入している学校もある。数は少ないので購入は難しいのかと思う。
- 委員
- 42ページ1行目「(イ)司書教諭の役割の明確化」中,「―各学校における司書教諭の役割について明確にする―」の部分は成果として記述されているが,現場にいる者としては,なされていないと思うのだがどうだろう。
- 学務課
- 上司と相談するので持ち帰らせてほしい。
- 委員
- 43ページ34行目「(イ)司書教諭の役割の明確化」中,「―現状では各学校で指導時数を軽減するなどの工夫により,―」とあるが,どこからの情報か。
- 学務課
- この部分についても,明確に返答できかねるため持ち帰らせてほしい。
- 委員
- 昨年度,市教研(旭川市教育研究会)が市内全小中学校の現況調査を行った結果,指導時数の軽減を行っている学校は1校もなかった。
- 委員
- 45ページ15行目「イ 読書に親しむための機会の提供」について,「(ア)学校図書館の計画的な利活用」について,(本文読み上げ)学校図書館の計画的な利活用は言語に関する能力の育成ばかりでなく,各教科において様々な知識を得ることなどを指すはずである。言語に関する能力の育成に限定して記述することはどうかと思う。
- 教育指導課
- 言語活動の充実ということで,言語の学習を通して知識や理解を深める活動を行っていこうとしている。言語に関する能力の育成を図ることによって各教科の知識や理解も高まっていくだろうということで言語に関する能力の育成が重視されている。
- 委員
- 「各教科において」が先に書かれていることで,各教科の指導において言語能力を育成する,と読めてしまう。学校図書館の役割として違う気がして収まりが悪い。
- 教育指導課
- 各教科において,計画的な利活用を図る学習活動を引き続き行うという原則があって,そこに国語科だけでなく各教科において言語に関する能力とか人間形成に必要な読書の推進をしていく必要があるということ。
- 委員
- この書き方では読書を言葉と感情だけにしてしまっているような気がする。20行目に「(イ)読みを深める指導の充実」という記述もあるが,今の(ア)の記述では,読書をすることによって知識を得るとかそういう部分を計画的な利活用の部分で言語的な部分と情操的な部分だけに収めてしまうのは違うと思う。
- 教育指導課
- (ア)と(イ)で書き分けた部分があるので,(ア)だけで見た時どうなのかというところを検討する。
- 委員
- お願いする。
- 委員
- 46ページ4行目「(ウ)学校図書館補助員の資質の向上」に追加するか別項を立ててもらいたいのだが,学校図書館法が改正された「学校司書」という言葉が明記された。これから数年使うのだから「学校司書」という言葉について言及してほしい。
- 教育政策課
- 法改正については40ページ27行目に「注釈3)」として説明している。
- 委員
- 注釈に記載されていることについては分かっている。旭川市の取組がどうなっているのか記載した方が良いと思う。
- 教育政策課
- 現在検討中なので現段階では記載できなかった。旭川市の取組の方向性が決定したときには記載できるようにしたい。
- 委員
- 「学校司書」という言葉を本文中には載せられないということか。
- 教育政策課
- 「学校司書」への名称変更も含めて検討している段階なので現時点では記載するとは言えない。
- 図書館
- 法改正で施行月日が平成27年4月1日と決定したが,具体的な方法を示す規則等が公布されていない。その状況で市が先行して記載することは難しいので概要に止めた。具体的にどうするかは今後,文部科学省がどのような通達を出してくるかによるのであえて大きくは触れなかった。
- 委員
- 了解した。
- 委員
- 45ページ27行目「(ア)指導力の向上」について(本文読み上げ)となっているが,読書活動推進に重きを置いて校内研修を行っている学校は市内ではまずないと思う。教育委員会ではどのように捉えていて働き掛けをしているのか,この先していく計画があるのか聞きたい。
- 教育指導課
- 校内研修,国語科の研修では今までの国語の授業が読書活動とうまく結びついていなかったのではないかという反省があり,並行読書を行っていくとか日常の読書活動の充実を全校で取り組んでいこうとする学校もいくつかある。読書を国語の授業に関して授業だけに終わらせずに,できたものを日常の読書につなげていく活動への取組が私の感覚ではあるが少し増えてきている気がする。
- 委員
- 了解した。しかし,普段の読書習慣化につながるところまで行うとなると国語科に特化して行っているようにしか見えない。
- 教育指導課
- 考え方もいろいろあるので一概には言えないが,読書が大切だという認識は皆持っている。
- 委員
- そういうことに気づいて,始めた学校があるというのは分かったが,例えば生徒指導についてだとどの学校でも1年間に1度は校内研修でほとんどの学校が取り上げるが,読書活動については1年に1度でもやりましょうという雰囲気にはなっていない。市教委あたりから働き掛けがあると現場はうれしい。この計画でも「重要」とうたっているので1年に1回位は校内研修で取り上げるべきテーマだということを各学校に周知する体制があればよいと思う。
- 教育指導課
- 自分が教育現場にいたときは,読書が大事だと子どもたちに伝えてきたが,校内研修の中で読書活動の充実を位置付け,実際に共通理解を得るというのもあると思う。原則,校内研修というのは各学校の課題に応じて優先順位を付けて行っているので市教委から読書活動を必ず校内研修に位置付けるように言い続けるのは現段階では難しい。
- 委員
- 言いたいことは分かるが,ニーズとしてもう少し大事にしてほしい。
- 委員
- 前回も質問したがその後,旭川市として中学生の読書活動推進の取組に関して市教委としての計画,学校への働き掛けはあるのか。具体的なものがなければ1つ提案がある。
- 教育指導課
- 市の取組は学校図書館補助員,支援員の配置。全校配置には至っていないが補助員・支援員がいる学校といない学校では学校図書館の利用率も違うのでこれからも予算化して配置していく。中学校単独の事業は市教委として行っていない。
- 委員
- 市内で読書サークルを主宰しているのだが,中高生を対象にした読書交流企画を開催した。国立青少年教育振興機構の助成金をもらって上川管内の中学校,高校を訪問して,自分が読んだ本を5分間プレゼンテーションする「ビブリオバトル」というイベントを行い読書交流を深めて読書へのきっかけにしてもらうという企画である。参加人数が10名以上というルールがあるなどするが,図書館と連携して行えたらいいと思っている。昨年は6か所で80名以上の参加があった。今年度は2校決まっているが,来年の3月までにあと3校で開催したいのでこの機会に紹介させてもらった。
- 委員
- これは46ページ12行目の「(ア)関係団体との連携・協力」に位置付ければ良いのか。
- 委員
- どこに位置付けていただいても。
- 図書館
- 学校に限らず図書館でも関係団体の一つとしてお付き合いいただいている。個別にはグループ名は挙がらないが,関係団体に入っていると認識いただければ良いと思う。
全体を通して
- 図書館
- 「推進計画」なので具体的に何をするということは書いていない。それはまた「実施計画」になるので,これが来年スタートする時に1年ごとに何をするのか全庁,各課,関係機関が相談して今回決まった事が実現されていけば良いと思っている。この計画の基本は大人が率先して子どもたちに本の楽しさを伝えるためにどうしたら良いかという視点でまとめていくという着地点で押さえているので,その点を御理解いただきこの案を進めていきたいのでよろしくお願いする。