平成28年度旭川市図書館協議会議事録

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平成28年度 第2回旭川市図書館協議会 開催結果

日時
平成28年11月29日(火) 午後1時30分〜2時58分
場所
旭川市中央図書館 2階 視聴覚室
出席者
副委員長 成川 裕美子
委員 五十嵐 憲子,小嶋 康博,嵯峨 浩樹,内藤 佳和,原 あゆみ,古田 真之,山本 公美,矢野 敏文(敬称略)

杉山中央図書館長
山下中央図書館副館長(東光図書館長事務取扱)
松山事務係長,沼田奉仕係長,高橋末広館長,岳永山館長,福田神楽館長,板谷事務係主査, 冨田奉仕係主査,真鳥奉仕係主査,竹之内奉仕係主査,川尻奉仕係主任  
次第
1 開会
2 挨拶
 旭川市中央図書館長
 旭川市図書館協議会副委員長
3 議事
(1) 平成28年度事業実施状況について
(2) 平成29年度事業計画について
(3) 開館日・開館時間拡大の検討について
(4) その他
4 閉会
配布資料
  • 協議会次第(PDF)
  • 平成28年度事業実施状況(平成28年10月末現在)(PDF)
  • 第18回図書館まつり実績報告(PDF)
  • 平成29年度事業計画(予算要求案)(PDF)
  • 旭川市図書館の館数・職員数及び利用状況等の推移(参考資料)(PDF)
  • 図書資料購入費の推移(参考資料)(PDF)
  • 図書館利用統計(参考資料)(PDF)
  • 平成28年度旭川市子ども読書活動推進事業の取組計画及び実績(中間報告) (PDF)
  • 中央図書館月曜開館試行実績総括(PDF)
  • 中央図書館の開館時間の拡大について(案)(PDF)
会議の公開・非公開

全て公開
傍聴者

0人

協議内容(要約)

1 平成28年度事業実施状況について
2 平成29年度事業計画について
3 開館日・開館時間拡大の検討について
4 その他
 

1 平成28年度事業実施状況について

委員
 資料1ページの経常費,図書資料整備費の中の視聴覚資料というのは,DVDとかですか。
図書館
 視聴覚資料ですので,館内で視聴するDVDですとか,CDとかになります。
委員
 中央図書館の購入数が1だけで,他館と比べるとずいぶん少ないのは 何か訳があるのですか。
図書館
 これにつきましては,現在,資料を購入しているところです。上半期に実際に購入したものが少なかったため,このような数になっておりますが,今後,購入していく予定であります。
委員
 図書館まつりのことなのですが,似たような行事で時間が重なっているものがあると思います。リレー朗読とブックトークの時間が重なっていますよね。ゆるキャラとキッズランドも。 こういうのを,時間をずらして行うのは無理なのでしょうか。
図書館
 限られた時間の中で行っているものですから,対象が大人,子どもということで分けていたりしています。リレー朗読は大人の内容となっているものですから,ブックトークは子どもの本を考えていただきましたが,重なってしまいました。 本来,時間をずらした方がいろいろな所に参加できるということはあります。ゆるキャラとかキッズランドはほぼ一日を通じて行っておりますので,自由に出入りできるということのなので,時間を限らずに行っています。 そのかわり,子どもさん向けのイベントと人形劇とは重ならないように,移動時間も含めて配慮はしておりました。  
ただ,どうしても時間は限られますので,1階と2階との場所の使い分けの中で,もしかしたら,両方行きたかったのにということはあったかもしれません。
委員
 それは今後,検討していくのですか。
図書館
 皆さんのお声を聞いて,参加者の動きとかを担当者は感じていますので,調整を考えたいと思います。今年の人形劇は旭川大学短期大学部さんだったのですが,朝いちに行っていたのを,仕込みの関係や先方の都合もあり, お昼からとなりました。その辺で編成が変わりまして,逆に,時間帯を変えることで今までとは違った客層を掘り起こすこともあるでしょうし,正直,試行錯誤ということもあると思います。
委員
 分かりました。ありがとうございます。
   
 事業内容のことで,質問があります。高齢者,身体障がい者など,来館できない人への図書宅配サービスについてなのですが, どれだけ高齢者,障がい者の方に周知できているのかということと,ボランティアの方はどのように募集されているのかということをお聞きしたいのですが。
図書館
 対象者への周知につきましては,ホームページや市民こうほう等で行っております。ボランティア募集につきましても,同様にホームページや市民こうほうで周知しておりますが,応募があっても, 夏ならできますよとかで,持続的に参加できる方がなかなかいらっしゃらない。今までボランティアをしていただいている方が,80歳を過ぎたら車をやめたいんだとおっしゃったりで,ボランティアの人数は減ったり, また増えたりでそんなに変わりません。
委員
 このサービスへの需要はどのくらいあるのですか。また,高齢者,身体障がい者,それぞれのニーズの統計を取ったりしているのですか。
図書館
 申込みはデイサービス事業所や介護施設等から利用したいという電話があったり,地区図書館を通じて問合せがあったりしています。利用人数は,その時々にもよりますが,大きく変動はありません。
図書館
 実際に利用に関する問合せは来ています。ボランティアのなり手がなかなか伸びていないという事情もあって,需要と供給のバランスが取れていないと言いますか,行くボランティアがおらず,利用開始の準備が整っていないため, 待っていただいている方もいると担当から聞いています。難しい状況です。
 施設に入られる方が多くなってきて,グループ利用みたいな形態にややなりがちだというか,その施設に入った個人が利用するのは自由なのですけれども, その施設で窓口になってと今まで想定していなかった形になって来ていますので,対応を変えないといけない。そこの需要はまだ十分に拾えていないです。 これから高齢化社会ですから,当然,その辺の需要だとか,前にお話のあった自動車文庫,移動図書館での利用の見直しだとかもあるでしょうし,私達,20年・30年前に図書館で仕事を始めた頃の利用者層とは変わっていますので, これからかなり意識的に変えて行かなきゃいけない。ただ,どういうふうに変える,照準を合わせれると良いのだろうと,正直,今,模索しているところです。
委員
 子ども向け,絵本の整備もわかるのですけれど,高齢化ですよね。そこへ対する施策ですとか,計画ですとか,例えば私の親が亡くなる前には,大活字本といった大きな字の図書がありましたよね。あれを好んで借りていたのですよ。 年齢が上がると見づらいし,広報誌の字も小さくて見えないと思うのですよね。その場合の周知の部分でもうちょっと工夫が必要なんじゃないのかなと個人的には思ったので質問させていただきました。その,予算付けというのは,これからどのようにお考えですか。
図書館
 特に高齢化対策とか,視力障がい者対策とかの予算枠は持っていません。図書館資料総体の中で考えるとか,事業総体で考えています。全庁的な福祉行政の組立ての中で,どういうふうに予算も含めて持てるかとか。 社会福祉協議会のボランティアの方とコンタクトを持ちまして,ボランティア募集の中で協力して貰ったりとかでは動いているのですけれども,未だ,共同で何かをするとか,予算付けの話で打合せはしていません。
これからは図書館は図書館でという枠ではなくて, 全庁的な視点でというのは全ての分野で言われていますので,機会あるごとに取り上げて,こちらからもこういうアクションがあるのだけれども,どこか関わって貰えませんかと。子ども読書のことは,最近,領域を超えてかなり進んでいますので,その高齢者版をとは思っています。
委員
 例えば,学生さんいらっしゃいますよね。福祉大学,福祉系の学生さん。宅配でも,別な手段で行えないかと検討して貰うとおもしろい意見が出るのではないかと思うのですよね。若い方というのは。大人の考え方では,車が無ければ駄目だろうとか, 交通手段が無ければ無理だろうとか,いろいろなことを考えるのですけれども,考えもつかないと言いますか,柔軟な発想で意見を言ってくれるような気がするものですから,ミーティングなどをして,若い方の意見を聞いていただきたいなと。  ボランティアの方が高齢になると先ほどお話がありましたけれども,指をくわえて待っていると,だんだん高齢になっていって。ボランティアの方が30人というのは少ないなと思いまして,いろいろ動いてみれば,違った意見が出てくるのかなと。  
 他の市町村はどうなっているのか分かりませんが,高齢化対策というのは,新聞読んでいても,あまり出てこないのですよね。旭川で先行して行っていただくと,また違った意味でも活性化していくのではないかなと思ったものですから。
図書館
 ボランティアさんは週1回の活動になっているものですから。問い合せでも,その指定日ではどうしても動けないという方,難しいということで断念された方はいらっしゃいます。図書館側でこの日に指定せざるを得ないという事情もあるものですから, この辺がもう少し柔軟になれば,参加できる日にとなればまた変わるのでしょうけれども。こちらも,いろいろな作業の中で宅配サービスも行っているという事情もありまして,難しいです。  
ただ,御意見のように,今は,図書館は図書館サービスだけという訳では無いので,機会あるごとに全庁的に話はしていきたいと思いますけれども,また御意見がありましたらお願いいたします。
委員
 分かりました。ありがとうございました。
委員
 中央図書館の月曜開館の試行は,今3年目と考えてよろしいのでしょうか。
図書館
 はい。そうです。
委員
 今は臨時費に入っており,どのように利用者が増えるのかと試行していると思うのですけれど,どれくらいの期間試行して, どのような結果になれば,完全実施するとか判断されるのですか。私は東光図書館が近いので,中央図書館がいくら開館していても,行けなくて寂しいのですけれども。地区図書館への拡大というのは,どうなのでしょうか。
図書館
 この後の議事で,「開館日・開館時間の拡大の検討について」の項目がありまして,そこで御報告したいと思っていた部分ではありますが。試行で始めたというのは,どの程度利用者がいるのかということもあったのですが, ひとつの課題として,月曜開館がありまして,それについてどう向かっていくのかという,指標として行っております。  
 本来は2年間の試行としてスタートしておりました。本当は,今年,月曜開館本格実施に向けて検討する課題もあったのですが,なかなか条件が揃わなくて,もう一年延長することになりました。この後,新規事業の中でも御説明いたしますけれども, 地区図書館への拡大ついては,ずっと言われているところで,私も地区図書館長をしたことがありますので,その辺の需要の高さは予想できるところでしたので,中央図書館と同時にどうやって取組めるかということなのですけれども, 月曜日にすぐに中央図書館と同じシフトで行いましょうとはいかないです。人員だけでは無く,施設管理のお金の問題なども絡んで来ますので,なかなか難しいと思っております。
委員
 はい,ありがとうございます,スーパーとかでもお正月から開いていますが,休んでも良いのではないかと思ったりもするので,月曜日を開けて欲しいと強く思っている訳ではないですが,メリハリで考えているのだろうなと,楽しみに思っています。

2 平成29年度事業計画について

委員
 昨年も申し上げたのですが,電子書籍について直ぐには導入できないでしょうけれども,旭川市図書館として,是非,電子書籍の導入を検討していただきたいなと。次年度以降になると思いますが,検討するだけでも予算に盛っていただければなと思うのですけれども。
 人の,人件費の問題って,今後も月曜開館とか開館時間拡充すると出てくると思うのですが,そういう時に電子書籍があれば,当然人を介さずに貸出,返却できて人手不足解消にも役立てることができるのでは無いかと,個人的には思うので,検討を進めて欲しいなというふうに思います。
図書館
 御指摘のあった,調査費・検討費というのは,大規模な事業ですと,○○調査費等と形上していくのですけれども,今おっしゃった内容では,現予算の中でも,お金を使わずに検討したいということが一つと,場合によっては先進地を視察に行く旅費などで見ていきたいと思うのですが, 現在はいろいろ会議があった時に,私,札幌中央図書館に年2回くらい行くのですが,その際には情報収集して担当に引き継いだりとか,人間関係の構築とかを行っています。
 このあいだ,全道の図書館長会議の時に,札幌の話も出たのですが,やっぱりコンテンツが足りないということみたいなんです。札幌はまだ,札幌に地元の出版物を作る出版社,印刷屋があるので,そこと協力して一緒にデジタル化を行っているみたいです。ただ,価格のことが正直あって。 1タイトルに1ライセンスなので,昨年もお話しましたが,旭川市で1ライセンスで良いかという話になってしまうものですから。費用が嵩むということで,具体化が難しい面があります。もう少し,タブレット等が普及することも必要なのかなと。キンドルとかいろいろありますが,それが定まらなくて, どこを対象にしたら良いのか,オールマイティではないのでと話は聞いています。
 今どうですか,需要として実際。周りの方等,電子書籍利用されていますか。
委員
 まだまだ普及はしていないだろうなと思いますけれども,私の子どもはキンドルで漫画を読んだりとかしているものですから。親の私が図書館利用しても,子どもは利用しない部分があるので,今の子どもたちはタブレットとかスマホとかの世代がどんどん増えてくるでしょうから, 電子書籍の方が図書館を利用しやすくなるということも考えられるのかなと思います。当然,紙じゃなきゃいけないという人達もいるのでしょうけれども,電子書籍の方がスムーズに入りやすいとか,予約しやすいだとか,返さなくて良いからすごく楽というところのニーズもあると思うので, 是非,進めて欲しいなと思うのですけれども。
図書館
 それは御指摘のとおりで,例えば字が大きくなって見やすいとか,触ることで辞書に行ったりだとかそういう多機能があります。そういったメリット確かにあると聞いていますけれども,図書館で,先ほど御説明したように,デジタル化で既存の資料を公開することに向かうという, デジタル化の話と,今の電子書籍の2本あります。今,急いでいるのはデジタル化で,古い資料を何とか残そうとしているところです。

3 開館日・開館時間拡大の検討について

委員
 拡大にあたって,きっと人の問題と金の問題なのかなと個人的に思っているのですけれど,人の問題といいますと,スーパーでセルフレジとか増えていますよね。視聴覚資料は難しいかもしれませんが,本を借りる,返すだけなら,自分で手続きして持ち出したりすれば良いのかなと。 そうすると人が少なくても開館時間拡大に対応できるのではないかと。予算の問題などいろいろあると思うのですけれども,セルフレジというのは一つの打開策になるのではないかと。やっぱり人を確保するのが難しいから,じゃあ機械に任せましょうというのが,世の中の流れなのかなと思いますので。 あとはボランティア,たぶん今も活用されていると思うのですけれど,夏休み冬休みだったら小学生のボランティアを募集,中学生くらいだったらある程度できそうな気もするのですけれども。そういった接客体験みたいな。そういった,体験と人手の確保を併せて行ってみるのも一つの手かなと思います。  
 あと,お金の話でいくと,例えばコンビニやカフェを併設するとか。建物のお金を誰が出すのか,公共施設に併設して良いのか,いろいろな問題があることは十分理解するのですが,やっぱりお金の確保という意味では,中央図書館周辺にコンビニは無いので,利便性が高まるし, コンビニも建物建てるから是非やらせてくれと手を上げる会社もあるかもしれない。図書館で借りた本を,隣のカフェに行ってゆっくり読みたいといったニーズもあれば,カフェ店も喜ぶし,図書館の利用も増える。売り上げの何パーセントかを図書館にくださいというようなことで予算を確保するとか, そういった案もあるのではないかと思いました。
図書館
 はじめのセルフの関係についてですけれども,自動貸出機という装置が開発されています。自分で借りたい本のバーコードをスキャンして借り出す。返却も自動返却といって,自分でスキャンしてあとはカートに入れるだけという流れです。前段が一つありまして, 全ての本にディテクションといって無断持ち出しを防止するための装置をつけないといけない。中央図書館80万冊あるのですけれども,常時利用されているものがどれだけあるのかと言われると厳しいですが,もし,全蔵書にディテクション付けるとなりますと,一件100円くらい。 今もっと安いかもしれませんが,いわゆるICチップみたいな物を付ける作業です。それと同時に入り口に2階の資料調査室にあるようなものを設置して,その経費があります。中央図書館以外の本も動きますので,基本120万冊,旭川市図書館全蔵書をフォローすることになると思います。 自動貸出機自体も安くはありません。長いスパンで見た時に多分人件費に見合うだけのものになるだろうと思いますが,正直,近々にできるものではないと,具体的な試算すらしたことはありません。確かにそれをすることで,単に人件費削減だけではなくて,プライパシーも守れます。 私達職員が手続きしますので,利用者から見て嫌だなと思うことがあるかもしれませんから,私達はどんな資料でも何も感じずに仕事しているのですが,借りるときにこんな資料借りてと思われるのが嫌だという声も聞きますし,その面でも自動貸出機のメリットと言われているのですけれども,なかなか難しいです。  
 あと人についてですけれども,子ども達へボランティア体験というのは確かにあると思いますが,個人情報を扱っている大事な施設ということで,子ども達が何かをするということは無いと思いますが,ボランティアということで,わりとフレキシブルな方が手続きすることによる  市民の皆様の不安感はあると思います。ここは私達こだわっておりまして,たとえアルバイトといえども,個人情報に関しては,厳密に扱っております。  
 最後に収益性の話なのですが,札幌市中央図書館には,地下に食堂がありますし,1階には障がいのある方が働いている喫茶店があります。収益性はどうなのとよく聞くのですけれども,場としてはすごく歓迎されていて,ちょっと赤字覚悟かなという話を聞いたことがあります。 旭川市中央図書館を建てる時にも,喫茶店の話等があったように記憶しております。まだ,近隣に喫茶店があったので,そこからもちょっといろいろとお声がありまして,実現しなかったんじゃなかったかなとの記憶があります。  
 市民アンケートにも図書館にコンビニをという意見は多数ありました。お昼を買う場所が無いじゃないとか,あと,常磐公園全体でも,今,売店が無くなってしまったので,公園の売店としても使えないのかなというお声はあったのですが,本を置くだけで一杯なので,場所が作れないです。  
 ただ,図書館,原則,全く収益性が無い施設なので,何かお金取れないのと財政担当に言われております。施設の提供については,図書館業務に関係するところでしかお部屋をお貸ししていないので,これを公民館と同じ貸館にすると少しは収入があるのでしょうけど,そうなったときに, 皆さま方がいろんな図書館の活動で使っているのが,制約を受けても困りますよねということで,なかなか,図書館という性格が縛りでもありますし,自由にはならない,難しいと思います。
委員
 地区図書館のことなのですが,せめて祝日に開けて欲しいなと。
図書館
 お気持ちは分かるのですが,現状では直ぐに開館するのは難しいところです。今,土日祝日は職員半数などの変則勤務になっております。土日って忙しいはずなのに職員は半数で,そうせざるを得ない勤務体制になっています。月曜開館を行っている図書館は割り切っています。 土日も平日とみなして1週間で休みを処理しているところもありますし,逆に旭川市と同じように月曜日で休む体制を取っているところもありますので,その辺は規模だったり,職員の配置だったりで違ってくると思います。  
 常々私が思うのは,皆ゆっくり休める。休んでいる日は業務の心配をしないで休めるという体制で毎日開館している状態が良いなと。今は,この状態でお願いしたいというのが正直なところです。  
 施設を管理するために,休館日でしかできない作業が,例えば中央図書館みたいな規模だとありまして。毎週月曜日開館になると,どこか平日に固定して毎月この日を休館にして作業させていただかないと大変だなと。そうすると,今,その日に利用している人がまた不便を感じると思うので, 皆さまの御意見を聞かなければ,何曜日にそれを設けて良いのか駄目なのかということが出てくるでしょう。
委員
 私は基本的に月曜日お休みで良いと思っております。美術館も月曜日お休みですし。毎日開館しているというのは,確かに利用者のためということもあると思うのですけれども,それは利用者側の我がままな部分でもあると思います。
委員
 私も月曜日はお休みで良いと思いますが,月末の整理休館日の日に利用できなくて,ショックなときがあります。
図書館
 これも移動させるということもあると思います。システムを一斉にメンテナンスすることが必要だったので,今まで休館させていただいていたのですけれども,じゃあ,どこまで一斉に行わなければいけないのか。 今,リモートでいろいろと閉館時間中に行えたりとか,初めに導入した頃は,きっちり休んでと思っていたのですけれども,だいぶその辺は柔軟になるのかなとみているので。繰り返しになってしまいますが,私達,中央図書館が開館して20年,その頃に考えていた発想で, 今も漫然と業務をしている部分も少しあるのですけれども,そこは根本的に見直さなければ。考え方をですね,変えないと現代のニーズについてけないのかなと。それの在り方の見直しとか,じゃあどこを着地点にしたら良いのかということが,正直見えづらいところであります。
委員
 図書館の開館時間に,夏時間を作れば良いなと思います。夏は開館の10時になれば人が待っていますよね。
図書館
 今回,開館を9時30分と検討しており,冬の9時30分はどうかなとも思いますけれども,実施してから状況をみてですね。 散歩のついでに図書館行ったら開館していなかったという苦情がありましたが,図書館に寄ってみたいと思ってくださる方が,まだまだたくさんいるんだろうなと思って,それにはお応えしたいと思っております。
委員
 是非とも,お金の問題と人の問題をクリアしていただいて。
図書館
 開けたけど誰もいなかったら,やっぱり,費用対効果がないとなりますし,季節開館の話だとか考えなきゃいけないでしょうし,博物館は,夏休みだけ夏開館として月曜日開いています。 そういう運用も参考にさせていただいているのですけれども,図書館は日常的な業務なので,どこまでが良いのかなということだったりしまして,具体的なアイディアがあれば通年開館の時には是非お願いしたいと思います。
委員
 要望では無いのですけれども,私もずっと図書を借りたり,こちらでもお世話になっております。借りる方からすると,開館時間が長い方が良いとか,資料がたくさんあったら良いとか,そのようなお願いになるのでしょうけれども。 たまたま,協議会委員として内部の事情をお聞きすると,実にいろいろな業務があって,よくこの人数でこれだけの仕事をしているなと思うのですよね。やっぱり,これからは市民のニーズに応えていくということが一番大事だと思うのですが, 市の中でどのように施設が運営されているのかということを市民が知ることも大事だと思います。ですから,上手くホームページなどを活用しながら,図書館の奉仕係職員の1日みたいなのを,見えるようなこともしていく必要がある時代じゃないかなと思います。  
 動物園の飼育係さんなんて,すごく上手に,動物の世話だけではなく,入園者から見えない時間になにやってるかなと,非常に見えるようになってきてますよね。ですから,市民に応えていくためにこんなふうにしていますよということを, 上手くホームページなどに載せて互いに理解し合いながら,サービスを提供・受けるという時代じゃないのかなと思っております。
副委員
 図書館って特別な存在というか,市民のための文化とか教育とかを深めたりする場なので,財政が厳しいからという上からの圧力に対しては,ちょっと闘って欲しいななんて思います。 費用対効果という言葉は図書館に相応しくないことだなと常々思っていることですから,市民からのエゴと思われるほどの要求に応える必要はないけれども,財政的に上から言われることに対しても,知恵を絞ってやっていただけると図書館としても, 利用者としても発展が望めるのではないかと思うので,その点,頑張ってください。
委員
 私もその御意見に賛成です。
図書館
 財政の事情でいいますと,図書館の予算をこれだけ削減するということではなくて,例えば図書費。消耗印刷費という項目なのですけれども,そこの分全部一律に,どこの部局の消耗印刷費でもカット,何パーセントカットという仕組みなので, これは本代だから事情を考慮してということが通用しない世界になっております。その辺について我々も説明しているのですけれども,理解されてはいません。
副委員長
 財政の方に,そのような考え方は違うのではないかということを,是非,アピールしていただくと,上手くいくのではないのかなと思っております。
委員
 私,同じ公務員としてすごく努力しているなというふうに思います。おしなべて,(開館時間拡大後の)9時間30分とか8時間30分を,人員きちんと入れ替えしながら対応していくと思うのですけれども,是非,この効果をまとめていただきたいです。 これまでの要望を汲んでいただいて利用しやすいようになると思うのですよね。そのように努力している様子を皆さまに伝えていって欲しいなと思います。
図書館
 はい。
委員
 非常にありがたいなと思いますよ。

4 その他


  ・年末年始の貸出期間・貸出点数変更のお知らせ
  ・特別整理期間のお知らせ
  ・イベントのお知らせ