平成28年度旭川市図書館協議会議事録

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平成28年度 第1回旭川市図書館協議会 開催結果

日時
平成28年6月22日(水) 午後1時30分〜3時10分
場所
旭川市中央図書館 2階 視聴覚室
出席者
委員長 藤田 幸
副委員長 成川 裕美子
委員 五十嵐 憲子,小泉 裕子,小嶋 康博,嵯峨 浩樹,内藤 佳和,原 あゆみ,古田 真之,山本 公美(敬称略)

高橋社会教育部長
杉山中央図書館長
山下中央図書館副館長(東光図書館長事務取扱)松山事務係長,沼田奉仕係長,高橋末広館長,岳永山館長,福田神楽館長,板谷事務係主査,冨田奉仕係主査, 矢萩奉仕係主査,竹之内奉仕係主査  
次第
1 開会
2 委嘱状交付
3 挨拶
(1) 旭川市教育委員会社会教育部長
(2) 委員長・副委員長選出
4 図書館職員補職者以上自己紹介
5 議事
(1) 平成27年度事業報告について
(2) 平成27年度旭川市社会基本計画点検・評価について
(3) 平成28年度事業計画について
(4) 旭川市子ども読書活動推進事業について
(5) その他
6 閉会
配布資料
  • 協議会次第(PDF)
  • 平成27年度事業報告(PDF)
  • 平成28年度常磐公共駐車場利用状況報告書(PDF)
  • 第17回図書館まつり実績報告(PDF)
  • 中央図書館月曜開館試行実績総括(平成27年度)(PDF)
  • 平成27年度旭川市社会教育基本計画 点検・評価について(PDF)
  • 平成28年度事業計画(PDF)
  • 旭川市図書館の館数・職員数及び利用状況等の推移(参考資料)(PDF)
  • 図書資料購入費の推移(参考資料)(PDF)
  • 図書館利用統計(参考資料)(PDF)
  • 旭川市子ども読書活動推進事業資料(PDF)
  • 旭川市社会教育基本計画概要版(PDF)
会議の公開・非公開

全て公開
傍聴者

1人

協議内容(要約)

1 平成27年度事業報告について
2 平成27年度旭川市社会基本計画点検・評価について
3 平成28年度事業計画について
4 旭川市子ども読書活動推進事業について
5 その他

1 平成27年度事業報告について

委員
 「平成27年度常磐公共駐車場利用状況報告書」について,これは図書館の角にある駐車場だけの数値ですか。
図書館
 そうです。以前は民間の駐車場だったのを借上げしていたのですけれども,今は図書館で管理しています。
委員
 公会堂の横や,文学資料館の駐車場の数はこれには入っていない。
図書館
 入っていません。
委員
 そこの管理というのは,図書館ではないのですか。
図書館
 公園の管轄で管理しておりまして,委託先が公園緑地協会で今は同じ業者が行っておりますが,予算の執行が公会堂から向こう側と,今の常磐公共駐車場は別になっています。
委員
 分かりました。図書館の予算には入っていないということですね。
図書館
 ただ,常磐公園の利用者も使えますよということで,常磐公共駐車場の名称のとおり,図書館の利用者を優先に,常磐公園を利用される方も使ってくださいということです。管理形態が若干違いまして,常磐公共駐車場は駐車券を出しておりますが,公会堂側はありません。
委員
 わかりました。なんだかちょっと不思議に思ったもので。
図書館
 公園地の中にある駐車場と,その道路挟んで向こう側は公園ではないので,管理所管が違うという事情です。
委員
 それで図書館の臨時費となっているのですね。
図書館
 昨年度は臨時費。28年度は経常費の施設管理費の中に入りました。
委員
 平成27年度ミニギャラリーの利用が(資料のとおり)これだけあったということですけれども,ミニギャラリーの申込み方法や参加費についてお聞きしたい。
図書館
 ミニギャラリーにつきましては,公民館などの様に場所を貸しているということではありませんし,申込みを受けているということでもありません。担当の資料調査室が年間計画を立てて実施しています。
委員
 市民の方が申し込んで貸しているという訳ではないのですね。
図書館
 そのとおりです。会場の使用料は無料で保険も掛けていなく,予算のない中でしている事業です。
委員
 図書館まつりの実績報告ですが,開催期間が3日が1日に短縮されたにもかかわらず,参加人数が倍に増えたことの要因は何でしょうか。
図書館
 第16回は中央図書館開館20周年ということで,例年1日日程で開催していたものを,第16回だけ3日日程で行いました。平成27年は館内スタンプラリーを行いまして,館内で開催している行事に参加しますとスタンプを貰えます。スタンプが3つたまると景品が貰えると。職員手作りのガチャガチャを作りまして景品が貰えるという行事をしました。
 結果,スタンプが欲しくて会場を回った方が多く参加人数が増えた。ガチャガチャについては,ものすごく評判が良くて,今年もやらないのですかという声をいただいていますが,検討中であります。
図書館
 人数については単純な比較になりませんけれども,昨年は大変好天に恵まれたということがあります。それと,16回と17回とでは,大きくメニューを変更いたしました。旭川大学短期大学部の学生さんの人形劇だとか,新しい行事が加わったことも理由にあると思います。人数の数え方については,多少不正確なところもあると思いますが,ここ数年では見ない人出の多さだったと印象を持っております。
委員
 図書館まつりの「キッズランド」について,前年度に比べると倍以上の人数になっている理由と,「BM一般開放」というBMというのは何でしょうか。
図書館
 「キッズランド」というのは,子ども向けのおまつり広場です。2階の読書室で,北海道教育大学旭川校の学生さんの協力を得まして,おまつり広場を行いました。まつりの時間中ずっと開いておりまして,何回でも遊びに来る子どもも沢山いました。
 BMというのは図書館用語で,自動車文庫「book mobile」と言いまして,その頭文字を取りましてBMと言い表しております。
委員長
 はい,ありがとうございます。やはり,かなり人数が増えているということで,何か違ったのかなと思うのですけれども。宣伝の仕方,何かこう工夫したとかありますか。
図書館
 例年通り,学校や幼稚園等にはチラシ,ポスターを配っておりますし,フェイスブックにしましても,随時,1つの行事が終わると情報を流したりしました。普段はそこまでできないのですが,この日は,1日に何度も更新して情報を流したということもしました。
委員
 図書館まつりの事業内容で,「ゆるきゃら天国」では6時間限定なんですけれども,何体のゆるきゃらが来たのですか。
図書館
 ゆるきゃらが来たのではなくて,旭川市近辺の市町村で持っているゆるきゃらを絵で紹介をしました。本体を借りるのはなかなか難しいので,それはできませんでしたけれども。
委員
 あさっぴーは来ていましたよね。
図書館
 あさっぴーとゆっきりんは本体が来ました。事前に申込みをして来てもらった。他の町はなかなか難しかったようで,絵を使うこと自体も承認を得ることは大変難しいという自治体も実はありました。
委員
 今年も行うのですか。
図書館
 同じことをしていると飽きますので,違ったことも考えています。
委員
 SNS,フェイスブックで今図書館まつりに来ていますという情報が,お友達何人も出たんです。それで,あさっぴーしかいなかったよなと思ってお聞きしたんです。
委員長
 SNSの力ですね。
委員
 すごくたくさん出ていましたよ,お子さん連れで。
委員
 事業活動費についてですが,予算が約100万円。活動費としては少ないような感じがしますね。内容を拝見すると。これは妥当な予算額なのか質問させていただきます。
図書館
 図書館の予算は,施設の管理を除くと資料を購入する図書館資料整備費と事業を行う事業活動費の2本になる。
少ない予算ではありますが,職員の企画力やボランティアさんの協力などを得るほか,講演の謝礼なども格安で依頼したりして行っております。
委員
 活動費に比重を置くことによって,来館者数の増加の見込みを計画されてはいるのでしょうけれども,結果的に上手く比例していっているのかなと思います。例えばアフタヌーンシネマは,館内にあるDVDの中から選定されているのですか。それとも,外部から借りているとか。
図書館
 アフタヌーンシネマは,館内の上映権が付いているDVDを上映しております。
委員
 アフタヌーンシネマの対象年齢というのはどのように絞っているのですか。全年齢と言ったら難しいと思うので,例えば今月は高校生・中学生とか,来月は大人の方とか,子どもの方とか,年齢層があると思うのですけれども。アンケートを取ったりしてデータを,統計を取っているのかなと思いまして。それによって予算付けも変わってくるのかなと思うのですが。
図書館
 アフタヌーンシネマは大人向けです。毎回,どんなのが良いですかというアンケートは取っています。それを直ぐに用意できるかというとなかなか難しいです。上映権付きDVDは,通常の物より高額となります。
委員
 ネットでどういうものが良いですかというのを聞いたりはしていないのですか。
図書館
 聞いていないです。ネットでいくと,必ずしも図書館本来の利用者以外の方も書き込めるということもあって,そこまでの捉え方はしていません,いずれのアンケート調査においても。ただ,来館での御意見は承っておりまして,子ども向けには,ちょっと低学年になったりするのですが,夏冬休みの映画会を行ったりしていまして。本当は,常時毎週行うのが良いのでしょうけれども,なかなか人の手当て,資料のことからいっても難しいので。月1回で行うようにしていて,さらに劇映画ではなくて,図書館ならではの資料により,そうったものだったりを含めて行っておりまして。毎回,3〜40人くらいのお客さまに来ていただいて,だいぶ常連の方が多い,多くなってきたようですけれども。
委員
 読書離れが進んでいる中で,読書に興味を持ってもらうとか,来館者数が減っている中で,来館者数を増やそうとかということで,いろんなことを考えてやってらっしゃるということですか。
図書館
 図書館というのは図書だけではなくて,映像資料も音の資料もいろいろあるという中で,こういう部屋(視聴覚室)もありますし,限られた中での,図書館ならではの映像資料の提供というのが出発なものですから。ですから,それこそ話題のハリーポッターをどーんとやるということは,もともと主眼にはないので。なかなか目にふれない様な作品であったり,そういったものが主眼です。そういうところでいろんな作品に触れてもらって,図書に拡がれば良いなと思っております。
委員
 市内一斉読み聞かせについて,どのような事業ですか。
図書館
 毎年,4月23日が「子ども読書の日」と定められております。その直近の土曜日に,旭川市内の図書館施設,中央図書館ほか地区図書館4館。分室が10室。この全ての施設で一斉に読み聞かせ会を行う。この日,この時間は,どこの図書館に行っても読み聞かせが体験できるよという1年に1日だけの行事です。中央図書館と地区図書館は午前10時と午後2時の2回,午後しか開館していない分室については,午後2時からの1回なんですけれども。市内の図書館ボランティアネットワークの団体さんにお願いしまして,全ての図書館にボランティアさんを派遣しまして,読み聞かせを行いました。
委員
 1つの館に何人ぐらい来たのですか。
図書館
 分室は小さいものですから,館によって違うのですけれども,一桁のところから,20人以上来る所もありまして,毎年,200人前後のお客様,親子連れの方に来ていただいております。
委員
 臨時費の中の中央図書館等施設利用者駐車場確保事業費なんですけれども,この予算というのは,人件費と(駐車場)整備費が含まれているものなのでしょうか。もう1点。1〜3月の利用状況が低くなっているのは,これは2〜3台分のスペースに雪が堆積されているので,その影響があるのかなと思う。2月は冬まつりがあるので,公園の利用者が多かったりとかあると思うのですが,図書館の利用者としては,2〜3台分駐車できなくて,1日使えない状況というのは,利用する側としては,予算の関係もあるのでしょうけれども,どうなっているのかなと,おたずねしたい。
図書館
 除排雪の影響で,数台分停められないという状況は認識しています。委託料は,管理する人件費と除排雪費などですが,人件費がかなりの部分を占めていると思われます。図書館利用者優先と言いながら,常磐公園周辺の公共施設などの利用者も利用できますので,図書館が閉館日でも駐車場が開いているため費用がかさんでいる部分もあると思います。除排雪については,排雪するまでは一時的に雪を場内に堆積するのでその時は御不便をかけるという状況になっています。
委員
 改善については。
図書館
 これについては,年何回除排雪しなさいという話になると,委託料に跳ね返ってくるので,今の額でなかなか契約できないという話になって来るのかなと。その分を見込んで積算をして契約するわけなんですけれども,なにぶん厳しいところではあります。
委員
 2〜3月というのは利用者の数も少ないのかもしれないけれども,2〜3台分が約25日間で実績に反映されているのかなと思っています。
委員
 図書資料整備費についてお聞きしたいのですけれども,執行率90%ということで,予算が余っているような形に見えるのですけれども。 それだったら,例えば図書を買い足したりとか,児童養護施設等に寄贈したりすることなどが考えられるのかなと,素朴な疑問なんですけれども。それについてはいかがなものなのでしょうか。
図書館
 市の予算で,毎年,留保と言いまして,もともとこの数字であげられている予算から10%においては使わないでおきなさいと。もし,全体の予算で余裕が出れば留保解除ということがありまして,最終的に使っても良いよという場合があるのですけれども。平成27年度については,留保が解除になりませんでしたので,90%が我々の使える満額だったのです。
委員
 非常に分かりにくい感じで。そもそも,使って良い予算というのは100%にならないのですか。
図書館
 これは図書館だけの問題ではなく,市役所予算全てが,科目が決まっておりまして,今年はこれとこれを10%留保しますと使えない状況にしておいて,予算に余裕があれば年明けくらいに解除する方法もあるのですけれども,非常に厳しい財政状況となっておりまして,平成27年度は全庁的に留保はそのまま残されてしまったという状況になっております。
委員
 夏冬休みの中央図書館の月曜開館ですが,実績を見ると効果が上がってきていると押さえているのでしょうか。
図書館
 2年前から試行開館をしておりまして,徐々に周知もされてきたのではないかと。初年度に関してはなかなかイベント等をする余裕が無くて,ただ開館している形になってしまったところもある。やはり,基本的には夏冬休みの子どもさんに来て欲しいということで開館していますので,いろいろ読み聞かせであったりとかイベントを含めて行うようにしています。
委員
 読書室の,中・高校生の月曜日の利用状況はどうなっていますか。
図書館
 2階に上がった人たちの人数は数えておりまして,それで言うと特別読書室に来ているという訳では無いようです。
委員
 月曜開館は何年間くらい試行する予定なのですか。
図書館
 当初試行2年でスタートしましたのが,いろんな月曜開館の課題がありまして,1年延長し試行を継続することになりました。
委員
 年末の12月28日月曜日は利用の人数や貸出し数が多いのは,正月にゆっくり本を読むのに良いために来館したのではないかなと思います。年末の月曜日を開館するなら,中央だけではなくて,地区館も開館してくださったら,皆さんがゆっくり本を読める良い機会になったりするのではないかと思いました。
図書館
 承っておきます。
委員
 夜の時間,開館時間を長くするのはどうでしょうか。
図書館
 それは恒常的にですか。それとも臨時的にイベントとかですか。
委員
 定期的にです。例えば,夏休み中とか冬休み中とかでも,夕食終わったあと,図書館に行こうかという形で来てもらうというのは。子どもだけではなく,働いている方にも,6時に図書館が閉館してしまうと,間に合わないというのもありますし。できれば8時くらいまで,毎日ではなくて良いと思うのですけれども,難しいことなんでしょうか。
図書館
 そういうお声もあることは承知しております。開館すると施設の維持管理費もかかりますので,費用対効果も考える必要もあります。現に中央図書館では,水・木曜日を夜8時まで開館しておりますが,特に7時以降になると利用者が極端に少なくなることもあります。逆にミッドナイトライブラリーじゃないですが,夏至の夜に開館時間を延長するイベント的な方法なども,考えていきたいと思っています。しかし,恒常的に毎日夜間の開館となると難しいです。
委員
 難しいんですね。
図書館
 そうなんですよね。市民の方の声を聞くと,ずっといつも時間が決まった安定した開館時間が良いという声もある一方で,メリハリをつけても良いのではないかというお声もあって,その辺,皆さまの意見を伺いながらということで考えております。
委員
 街まで出てきて本を借りてという感じではなくて,街まで車を出すのであれば,ショッピングセンターなどに行ってしまうので,それをやっぱり近場で,開いているちょっとした時間で行ってみようかというように。中央ではなく,地区の図書館でなんとか開館できないものかなと。
図書館
 お金と人の手配。結局,人なんですけれども。皆さん方がどれだけ来てくださるのか。全館で行うというのは困難なので,ローリングするとか複雑にはなりますけれども,そういうのもあるんじゃないかと。
委員
 夏休みと冬休みの月曜開館。私も中央図書館まで来てという感覚があるのですよ。私,神居に住んでいるものですから,どうしても利用は神楽図書館ですので。中学生はなかなか,部活が終われば塾に行ったりする時間とかで,子ども達もそうではないのかなと。月曜開館,子ども達の中に,徐々に広まってはきていると思うので,ぜひ,学校にも案内を続けていって欲しいと思いますし,できましたら地区館で少し開けていただければありがたいなっていう,それは地区の願いです。
図書館
 夏はまだ,自転車の行動範囲がありますから良いのですけれども,冬場は全く無理ですよね。親御さんに連れてきてもらっている方々は,月曜日に御両親いなかったりすると,当然無理なわけなんです。それは,強いていえば機会均等というか,確かに認識しておりまして,理想は,私は地区館長出身なので,それは望ましいというか,したいと思いますが,現状はなかなかやっぱり,難しい問題が多々ありますので。そういうお声は何度も聞いておりますし,話は戻りますが,学校の行事の翌日の月曜日休みのとき,なんで開いていないのと言われることがありまして,それも,全ての学校が揃っていれば良いのですが,バラバラだと対応しきれないのでという話もあります。そういう時,月曜日に子どもと一緒に来たかったのに。科学館は開いているのに,と怒られたことが何度もありまして。それが実感だと思います。
委員
 夏休み冬休み以外はね,図書館お休み取らないといけないのは仕方がないと私は思います。
図書館
 開館時間を延長すると,費用と人の手配が必要となります。
委員
 教育関係で学校図書を利用することがあります。小・中学校が多いと思いますけれども,単一校で揃えられる学校図書の範囲は非常に狭いんですよ。例えば課題研究などで,学校単位で定期的に,本を一括してある一定の期間借りたりすることは可能なのでしょうか。
図書館
 今現在,学校向けの貸出しとしては,団体貸出というものがありまして。学校単位,クラス単位,先生単位で作っていただいている利用カードがあるのですが,個人の利用カードですと,10冊で2週間の貸出しなんですけれども,150冊で2か月の貸出しする団体貸出しという制度があります。ただ,授業にあわせての貸出しとなりますと,図書館の資料に限りがある。しかも,同じ単元の学習を皆さん同じ時期に授業されるものですから,同一分野の大量貸出しについては,申し訳ございませんが,御遠慮くださいとアナウンスしておりまして,需要をカバーできるだけの図書がない状況にあります。基本的に団体貸出しは,来館していただいた時に棚にある本を借りていただくことになっているのですけれども。
 そのほか,学校図書館の支援貸出という制度を行いまして,当初は学校司書がいる学校。今現在は,学校司書は,小・中学校については,全ての学校にいますので,小・中学校は全ての学校が団体貸出利用カードを持っておりまして,必要な時に,ファックスで,このようなテーマの本を借りたいと申込みを受けております。申込みいただいて,こちらで本を用意して,準備ができたらファックスで連絡をして,用意した本を取りに来ていただくという形で,学校図書館支援貸出しというのを行っているのですけれども,やはりですね,同じ季節に同じテーマが重なるのですね。なので,2か月の貸出しなのですけれども,使うときだけ借りていただいて,なるべく早く返していただくという御協力をしていただいております。
 ただ,実際問題として,2校3校が重なってしまいますと,もう棚に全然ないですよという状況が出てきますので,全ての御要望に100%お答えできているという状態ではないですが,何とかできないかなということで,少しでもということで,このような制度を今行っております。
委員
 はい。分かりました。
図書館
 今の制度は,小・中学校なんですよ,ファックスで申し込むのは。高等学校については,今はまだ未着手でして。
 ただ,先生あるいは学校図書館の先生が自分たちで申し込むということは可能ですので,取りに来ていただいて,お届けはできないのですけれどもという可能性はあるのではないかと。
委員
 高校は別なのですか。
図書館
 たまたま,小・中学校は学校司書,補助員がずっと配置になっている経過でもって始めたシステムなものですから,そこはちょっと高校への対応は弱いです。
図書館
 高校でも,学校司書が借りに来て,学校図書館でこういう本が欲しいと言われたからということで,借りにこられて御協力することはあります。それぞれの学校単位で来ていただいている状態ですね。
委員
 ありがとうございます。
委員
 そのことで,誰が取りに来るんだというのが,学校司書の間では問題になっていて。そのあたりの旭川市教育委員会の方で何かしていただければなと思うのですけれども。
図書館
 その点については,以前に関係部局と調整をして,図書館で本を届けることが難しいと判断した経過があります。
委員
 ただ,返す場所は地区館で良いのでしょ。
図書館
 貸出し受取りも地区館も可能です。返却も地区館。ただ,やはりそこまで出向いていただくのは,どちらにしても必要なことなので。
委員長
 学校側として,申込みが一括して欲しいということで,学校司書の名前になっているのですよね。ただ,実際に申し込んで利用するのは,各担任の先生方とか司書教諭といった場合が多くてですね,申込みの名前が学校司書だということで,実際使う方が違うことが多いんですね。学校司書の執務要領の中には,外勤というのは入っていませんので,それぞれの学校の考え方だと思うのですけれども,私がいた学校では,教師が取りに行くと。実際に利用する教師が,中央図書館又は地区図書館に出向いて取りに行くという方法をとっていました。まあ,司書にこういうので,申込みますよということで,連絡,報連相はしていましたけれども,そういうふうに行っていました。
委員
 各学校によってすごく違うのですよ。
図書館
 教育委員会と話する機会がありましたら,御意見あったことは伝えます。
   

2 平成27年度旭川市社会教育基本計画点検・評価について

 
質問 特になし

3 平成28年度事業計画について

委員
 読書環境整備促進事業費について,事業内容を見ると子どもが中心なんですよね。
図書館
 この事業は主に子どもを対象としています。
 平成28年度の予算において,事業活動費が経常費から臨時費に移行しました。予算額はほぼ維持していますが,臨時費に回されましたので,臨時的な要素と判断されたというふうに受け止めざるを得ないのかなと。額はほぼ満額でとお話しましたが,旭川叢書の発行が隔年につき,その分は減となってます。
委員
 事業活動費自体が,臨時費になったということですか。
図書館
 そのとおりです。

4 旭川市子ども読書活動推進事業について

 
質問 特になし

5 その他


  ・旭川市社会教育基本計画について