平成25年度旭川市図書館協議会議事録

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平成25年度 第2回旭川市図書館協議会 開催結果

日時
平成25年12月25日(水) 午後1時30分〜3時00分
場所
旭川市中央図書館 2階 視聴覚室
出席者
委員長 藤田
委員 五十嵐,桑原,小泉,澤井,田村,松下,由井
次第
  1. 開会
  2. 委嘱状交付
      
  3. 挨拶
     (1) 社会教育部長
  4. 委員長・副委員長選出
  5. 旭川市図書館協議会委員長挨拶
  6. 委員自己紹介
         図書館職員自己紹介    
  7. 議事
      (1) 平成25年度事業報告について
    (2) 平成26図書館事業について
    (3) その他
  8. 閉会
提出資料
  • 協議会次第(PDF)

  • 図書館運営基本方針(PDF)
  •  
  • 平成25年度事業状況(PDF)
  •    
  • 第15回図書館まつりの実施報告(PDF)

  • 平成25年度旭川市子ども読書活動推進計画事業の取組(PDF)
  •  
  • 旭川市図書館の館数・職員数及び利用状況等の推移(参考資料)(PDF)
  • 図書資料購入費の推移(参考資料)(PDF)
  • 図書館利用統計(参考資料)(PDF)
会議の公開・非公開

全て公開
傍聴者

0人

協議内容(要約)

  1. 平成25年度事業実施状況について(事務係・奉仕係説明)
  2. 平成26年度図書館事業について(奉仕係説明)
  3. その他(奉仕係説明)
  4.  
 

1.平成25年度事業実施状況について

委員
臨時費の中央図書館等施設利用者駐車場確保事業費が,かなりの額となっている。利用者の利便性を考えると駐車場の確保は当然だと思うが,延べ利用者数が示されると費用対効果がわかる。来年度から,資料の中で延べ人数も報告してもらえるとよいのではないか。質問というより,要望として申し上げたいと思う。
委員
図書資料整備の執行率が54.9%というのは例年どおりなのか,執行が少ないのではないか。
図書館
予算の執行については,ほぼ例年どおりであり,順調に消化している。資料は11月末の段階なので,12月以降残り4か月,今後年度末に向けて100%執行していく。予算が残ることは例年ない。うまく配分しながら定期に執行していく予定である。
委員
学校での読み聞かせについてだが,資料によると24年度実績は8校,今年度は推進中となっている。各校というのは,各学校サイドで実施しているボランティア読み聞かせの分は含まれていないのか。
図書館
図書館から読み手を派遣したり,学校から依頼がきた件数を統計値に載せている。ほとんどの学校で読み聞かせを行っていると思うが,学校サイドで行っている分は含まれていない。
委員
依頼されて行ったということか。
図書館
そうである。
委員
依頼すれば,読み聞かせボランティアは学校に来てもらえるのか。
図書館
登録ボランティアに相談することとなるが,断られるということはこれまでにない。毎月何日とか,毎週何曜日とか,定期的にというのは難しいかもしれないが,時間的に余裕をもって依頼すれば,学校の要望に応えてもらえると思う。
委員
アフタヌーンシネマ上映作品の選定基準はあるのか。
図書館
まず,上映権付きの作品でなければ図書館では上映できない。所蔵しているDVDを全て上映に使用できるわけではなく,上映権付きのなるべく新しい作品を選んで上映している。通常の映画館上映とは違った,図書館でなければ提供できないような資料ということで,意識して選択している。多少堅い作品やドキュメンタリー作品等,映画館では見られない作品を上映するよう心掛けている。入手可能かどうかや,予算上の制約等で御希望に添えない部分も多々あろうかと思うが,御理解いただきたいと思う。
委員
利用者からのリクエストは受け付けているか。
図書館
本と違い,お応えできない場合もあることを前提としているが,承っている。ジャンルの偏りや価格の問題,レンタル店との競合と言ってしまうと語弊があるが,図書館らしさという選択肢も含めて,上映権付きで購入可能なものであれば,リクエストは受け付けている。
 

2.平成26年度図書館事業について

委員
開館20周年のペーパー(資料)はあるか。
図書館
資料はない。予算の兼ね合いもあり,どんなことをやっていこうか,思案中である。また,ボランティアの皆さんのお力添えが必要不可欠となるため,その際には御協力願いたい。
  

3.その他

   
委員
資料12ページについてだが。来年20周年記念行事を大々的にするのであれば,職員数が足りないのではないか。来年度予算がつくのか。
図書館
20周年記念ということだが,特に職員が増える予定はない。
委員
先程,社会教育部長が冒頭の挨拶で言っていたが,中央図書館月曜開館というのは人的,予算的措置があるのか。
図書館
現在予算編成作業中なのだが,先程の社会教育部長の挨拶にもあったように,中央図書館夏・冬休み月曜開館に伴う予算はつくのではないかと思われる。ただ,あくまでも来年3月の議会での議決をいただかなければ予算執行はできない。今現在の予定では,子どもたちの読書環境を整備するということで,開館日が増えるので子どもたちだけではないが,夏休みの月曜日,冬休み中の月曜日と,一部月曜日祝日の場合は火曜日を閉館しないで月末館内整理休館日を除いて,ずっと開けようということで来年度の予算要求をしている。おそらく大丈夫であろうということで,部長挨拶の中であったと思う。今のところ,いわゆる残業手当で対応しようと考えている。正職員のほか,嘱託職員についても残業手当を確保する予定である。嘱託職員の残業手当の予算化は旭川市図書館初ということになり,そういった意味でも前進ではないかと考えている。
委員
協議会から何か言わなくてよいか。要望とか。
図書館
来年度の中央図書館夏・冬休み月曜開館については試行と考えている。夏・冬休みの月曜開館日数は8日間であり,交替勤務により対応したい。更に開館日数が拡大する場合は,人員増を含めた職員の勤務体制の見直しが必要であると考えている。その際にはお力添えいただきたい。
委員
それともうひとつ。貸出冊数が減っている原因は何だと思うか。
図書館
旭川市の人口も減少している。現時点で35万人弱である。当然子どもの数も減っている。このあたりに推移して,というのはあると思うが,やはり致命的なのは旭川市の厳しい財政状況の中で図書資料費も減少しているのが原因であるというのが窓口に立つ者の実感である。新しい本の購入を抑えざるを得ない,購入タイミングが遅れる,雑誌の複本数やタイトル数そのものを減らす,いままで地区図書館や分室にあった本や雑誌が中央に行かなければ見られない等,このあたりが相まって,残念ながら貸出冊数の減少につながっている現実があると思われる。
図書館
この傾向(予算縮減と貸出減少)は全国的傾向で,読書離れ,活字離れと言われて久しいが,利用は下がっている。全国で見ると,平成24年度実績で,中核市が41市中,旭川市は人口一人当たりの資料費が15位のところ,一人当たりの貸出点数は7位の利用実績がある。
委員
予算の割には旭川市は健闘しているということですね。
委員
先程,月曜開館の話があったが,当協議会の総意として子どもたちのために夏・冬休み月曜開館を何とかしてほしいという要望があるということでよいか。
委員
学校の立場としても,そうしていただきたいと思う。委員各位よろしいか。
委員
では,当協議会の総意,要望ということで,よろしくお願いしたい。
委員
特定機密保護法が成立した。報道によれば,日本図書館協会が懸念を示す声明を出している。公共図書館にどのような影響が出ることが想定されるか。また,図書館としてどう考えているか。
図書館
「図書館の自由に関する宣言」というのがあり,日本図書館協会が出しているもので法令ではないのだが,その宣言では「資料収集の自由」,「資料提供の自由」,「利用者の秘密を守る」,「すべての検閲に反対する」と謳っている。図書館の入口にも掲げているが,それらをモットーに,存在する資料は入手できる限り提供していくスタンスをとっている。ただ,質問にあったような法令がでてくると,そもそも情報としての資料が上がってこない,こうなると図書館はどうしようもない。また,持っているけれど,出さない,例えば検閲だったり,そういった制限は私たち図書館の立場としてはあり得ないと考えている。ただし,その内容が特定機密保護法に触れると指定されると,どうなるかというのは,法令の中身がわかりにくいので想定し難いが,基本的に一番最初に申し上げたとおり,現存する資料提供に最大限努力するということに尽きると考えている。
委員
では,『はだしのゲン』騒動みたいなものは,ここの図書館では起きないということか。
図書館
旭川市図書館としては起きない。いろいろな御意見があるのは承知しているが,それらに対して,図書館の判断でどうこうすることはない。